こんにちは。横浜出身、熊本・天草在住の、のりー*いづつえりです。
に引き続き、その3をお伝えします。
これまでに沖縄には何回か行ったことがあるので、今年の沖縄旅行はちょっと変わったものにしようと決めていました。
今回お伝えするのは、地味だけど意外におもしろい那覇のスポットです。
動画にまとめましたのでご覧ください。
那覇空港から首里までは、モノレールの「ゆいレール」が走っています。
ゆいレールのきっぷを買って、いきなりびっくり。
きっぷにQRコードがあったからです。
基本的に穴を空けるタイプのしか見たことがなかったので、しばし、どうしてQRコードなんだろう。と考えてしまいました。
そういう思わぬびっくりも旅のおもしろさだと思います。
ゆいレールの「儀保」駅で降りて、首里城に向かって坂を登ると右手に苔の生えた古い石垣の建物が見えて来ます。
そこが、今回おじゃました玉那覇味噌醤油さんです。
玉那覇味噌は、実は琉球王国時代から続く古いお味噌屋さん。
第二次世界大戦の戦火を逃れたものの、戦後に安い原材料が入ってきたことで一時は存亡の危機に立ちます。
しかし、豆を蒸すための大型の機械を買って味噌作りを効率化したことでその危機を乗り越えました。
今の社長は5代目。従業員は数名の小さな小さな会社です。
ただ、そこで作っている味噌、特に「王朝みそ」は添加物不使用、国産大豆を使ったこだわりの逸品。
明治時代から使っている木桶を手直ししながら、今も味噌作りを続けています。
地元の保育園でも使われている玉那覇味噌の味噌は、地元の人に愛されているようです。
玉那覇味噌の味噌を使ったお料理は、県庁近くにある定食屋「まるたま」で楽しめます。
味噌を使ったお菓子もありましたよ。それは知念製菓という地元のお菓子屋さんとコラボしたもののようです。
味噌が入っているせいで、生クリームやチーズが入っていないのにコクを感じました。
そもそもなんで沖縄なのに味噌なのか?ということですが、きっかけはNHKのローカルニュースでした。
朝の九州・沖縄ニュースに、玉那覇味噌が登場したのです。
もともと、発酵食品に強い興味を持っているわたしにとってこのニュースはとても興味深いものでした。
東日本の味噌は最低半年、熟成させるのが一般的です。
ところが九州の味噌は、麹と大豆と塩を混ぜたら一ヶ月程度、短いときは2週間程度で食べ始めます。
関東の味噌とは違うんだーとカルチャーショックでしたね。
美容や健康にもいいといわれている発酵食品は熟成させる期間が長いほうが体にいいともいわれています。
九州地方の味噌はみんなそういう感じなのかと思っていたら、どうやらそんなことはないようで。
玉那覇味噌は本州の味噌と同じようにしっかりと熟成させるそうなのです。
ん?なんで沖縄は九州と違うんだろう??ということで、俄然興味が湧いてきました。
ということで、今回の旅ではいわゆる観光地めぐりだけでなく、沖縄の食文化を楽しむというサブテーマにしてみました。
このテーマは近々、わたしが書かせてもらっている食のメディアでも取り扱わせてもらおうと思っています。
先日、書いた食に関する記事はこちらです。
今年の夏休みはレジャーだけじゃなく仕事もして、大満足でした。
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