こんにちは。横浜出身、天草在住の地方在住ライターののりー(いづつえり)です。
今週もダ・ヴィンチニュース用の書評を提出しました。
■本はかなりコスパのいい情報源
以前、Audibleで聞いた池上彰さんと佐藤優さんの対談『僕らが毎日やっている最強の読み方』でも言っていましたが、本って本当にコスパのいい情報源だなぁと思います。
なにしろ、編集や検証を経た体系だった情報が1000円程度で体に入るのですから。
しかも、地方にいるとセミナーや勉強会に参加するのもなかなか大変ですからね。
さて、今週おすすめする本は池谷裕二著『脳はなにげに不公平』です。
感想を動画にしてみましたのでご覧ください。
■デザインはセンス?言葉にするにはどうするか
ここでは、動画でお伝えしていない感想を書きたいと思います。
本の中には文庫化にあたって、特別対談が収録されています。
特別対談の内容は、著者と本の装丁のイラストレーターによる「文庫版の装丁ができあがる過程」。
最終案にたどりつくまでの候補が出てきます。
デザインというと、普通の人はセンスでしょ?と思うのではないでしょうか。
ところが、対談を読むとデザインにも「なぜそうなったのか?」の過程があることが分かります。
考えているときは言葉になっていないかもしれません。
抽象的なものを言語化する過程では抜け落ちるものや、十分に言葉にできていない部分もあるのかもしれない。
でも、ちゃんと「こうだからこうなのだ」とすることはできるのですね。
ものを書いたり、話すということは伝えることです。
言葉にするためには、しっかりと考え抜くことができている必要があるんだなぁ。
と改めて感じました。
今回の本はわずか670円。コスパはかなり高めです。
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